『叛獄の王子』読了。

C.S.パキャット著のBLノベル『叛獄の王子』を読んだ。


初海外翻訳BL。評価が高かったので気になっていた。

あらすじ:

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
享楽の園、ヴェーレの宮廷で日々繰り広げられる響宴。隣国アキエロスの世継ぎの王子デイメンは、腹違いの兄に陥れられ、ヴェーレの王子ローレントの前に奴隷として差し出された。手枷と首枷をはめられ、氷の心をもったローレントから屈辱的な扱いを受けるデイメン。しかし彼は心の自由を失ってはいなかった。そんなある日、己のうかつさから鞭打ちという罰を与えられ、ローレントにさらなる憎悪を抱くデイメン。しかし自国の民を救うため、彼はローレントの前に跪くのだったー。宮廷内で蠢く陰謀と愛憎。ふたりの王子の戦いが、幕を開ける。


感想:
とにかくちゃんと世界設定と登場人物の歴史があって、どうやってアキエロスの王子が、敵対するヴェーレの王子の元へ奴隷として送られ生活することになるのか、しっかりと描かれている。そして、それは想像するよりもだいぶ凄惨であることをものすごくページ数をかけて書かれている。
簡単にBLというだけで、濡れ場いつよー?と飛び込んだわたし(笑)は、奴隷としての生活のひどさが長すぎて、読むのを中断するべきか迷ったりもした。けれど、先が気になりすぎてどんどん読んだ。
この奴隷としての長い期間の描写や出来事が、全く単調でないし、その間に起こるいろんな策略陰謀の中で、少しずつヴェーレの王子ローレントの信頼を得てゆくアキエロスの王子デイミアノスとのやりとりが、ローレントの性格だったり海外文学らしく?ウィットや嘲りに満ちていて引き込まれる。
これまでの人生の中で、誰もが信用できずに24時間気を張り続けたローレントの心に、デイミアノスがどの場面でどのような形で「信頼」を植え付けていくか、きっと最後には大きな愛になるのだと予想していても、長大なページ数をかけての育み方に、映像が浮かんだし映画を見ているようで感動した。

印象的だった一節。
「二人の間に芽生えたあの脆い何かは、そもそも存在してはならないものだった。はじめからいつ終わるのかわかっていた」
そうなんだよね、互いに王子という身分で、敵対する国同士で、本来憎み合っていて、内部でも外部でも政変に巻き込まれてて、それでも生まれた思いの行き場はどうするんだっていう(ちなみに作中世界では同性愛は普通に許容されている)。これは社会人BLとか、アラブ略奪BLでは描けないカタルシスがある。
その点にも作者は長いページをかけて着地点を設けてくれた。

そういえば、二国の文化や風習の対比が、敵対する二国(三国)の登場人物のセリフや行動指針や感情の動きにちゃんと絡められていて、この人は奴隷に対してこういう考え方だからこう行動する、この国は外で情交することにあけっぴろげorしないからここでこう反応する、などがしっかりストーリーを動かしているのにも気付いて、何も違和感なく読めたしさすがだなあと思った。

そんなこんなで、2人がくっつくのもようやく2冊目の終盤とだいぶかかったけど、喜びはその2人と同じくらいひとしおだった(笑)。良かったねえ良かったねえ。でも、そこから政治や陰謀はまだまだ動いていく。本編3冊をすごいスピードで読み終えた時は、満足感がすごかった!

おまけのラブラブ外伝はほんとに一転してラブだけで、これまた満足。

ただ、ハッピーエンドとなったけど、王子の次の代以降になったら絶対争いは起こるよねぇ。次代を作らないという訳にもいかないし。あんなにしっかり物語を作ったのに、その辺の未来のことはいわゆるほっぽりだしてしまってたのはびっくりした。現在がピークのハッピーエンド物だよーということでいいのかっ。
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『どうせなら歳は素敵に重ねたい』感想。

今日病院での待ち時間に読み終えた本の感想。
ミランダかあちゃん(輪湖もなみ)著『どうせなら歳は素敵に重ねたい



ファッションブログやyoutubeをフォローしているミランダかあちゃんの本。
前知識なく本屋で見かけてもわたしは買わないジャンルの本だけど、ミランダかあちゃんにはファッションのことだけでなく、よく前向きなパワーをもらってたので買ってみた。

たとえば目次で気になったタイトルは、
・「いかにも今年の服」だらけは大人にふさわしくない
・「定番品は一生使える」は幻想!?
・大人は服で体型補正する
など、ファッション関係のワードだらけなのだけど、ファッション指南書なのかなといざ読んでいくと、"40代50代になった自分を認めて変化を受け入れて、若い頃のように流行に流されず適度に時代感覚を持った大人になっていこう"っていう、肩の力の抜き方だったり、気持ちの置きどころ、今の年齢の楽しみどころをアドバイスしてくれる本だった。

ミランダかあちゃん自身が、20代の頃は周りに負けじとピリピリし、いかついジャケットで武装しファッション業界にいた時代があったりしながら還暦を迎えているからこそ、「大人のおしゃれの楽しみ方=素敵な歳の重ね方」を俯瞰的に捉えることができたのだと思うので、その先輩の経験値をアラフォーのわたしが先取りして借りてくる感覚でするする読めた。

好きなタイトルは、
・「捨てる」より「増やさない」を考える「大富豪思考」
・大人女性の美しさは、美人な人より幸せそうな人
今後の物の買い方を見直したいと思ったし、生き方も眉間にシワを寄せずに楽しく美しくありたいと思った。


総合的な感想として、とにかく前向きパワーに溢れている。病気で気分が落ち込みがちだった今のわたしに、ストンとくる本だった。
30代の自分にはハマらなかっただろうし、50代で出会ったら遅かったなぁと思ったので、ちょうどいい時期の出会いに感謝!
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『鬼滅の刃』読了。

クリスマスイブだけど(?)、『鬼滅の刃』を読み終えた。

以前書いたように、人の遺志・意志が繋がってついに何かを成し遂げた系の展開にわたしは弱いので、もうもう鬼滅はまんまこれじゃんー。みんなよく頑張ったね。
ありがとうとまで一瞬思ってしまったのは現実と混同しすぎ(笑)

キメハラという言葉をそれ以前に聞いたことがあって、自分の好き・嫌いの価値観を当然のように他人に押し付けるのは人としてダメだと思うけど、鬼滅の刃は良い物語でしたよ。吐き気がするほど嗚咽しちゃったのは久しぶり(´∀`)


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マイボトルにフィットするスティックコーヒー。


AGF マイボトルスティックワン ブラックコーヒーは、何が良いのかというと、お湯でも冷水でも、溶かすだけでコーヒーが作れることと、300mlに溶かす前提で作られているから、マイボトルに作って職場に持って行けること、だそうだ。

勤め人じゃないけど、マイボトル持ってて、夏や冬に、半日飲む分のコーヒーを保温ボトルに作っておいて1日を過ごしたいことは多いので、これいいなと思った。確かにマグカップ量のスティックだと少ないしコーヒーメーカーで一気に作るには多いしと思ってたのだー。

次買うリスト(`・ω・´)おいしいといいな!


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オーディンスフィア モーリィの出張レストラン。



ぎゃー!これめちゃくちゃ可愛いなあ。
『オーディンスフィア』はとっても好きだったゲーム。
このフィギュアは、ゲームの中からそのまんま飛び出てきたみたいにグラフィックの再現度が高い……!

しかし約12cmサイズのフィギュアなのにめちゃくちゃ高い(ノ∀`;)さすがに諦める!

これ、子供のいる家庭に飾っていたら、間違いなく子供がままごとを始めるやつだね!(笑)すごく高価なままごとセットだ……。(7段飾りの雛人形でままごとをして怒られた経験がある奴)
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2020年買って良かった物。

いろんなブログで「今年買って良かった物」という記事を見かける季節になっているので、わたしも書いてみよう。


1.まず第一位は、間違いなくヘルシオホットクック!!
「料理はやろうと思えばできる腕はあるが、コンロの前に立ち続けるのが億劫」という立ち位置の人には、超おすすめできる。どこかで「”時短"ではないが"時産"になる」と書いてあったけど、確かにコンロ調理と比べて調理時間が短いわけではない。しかしボタンを押した後完成まで自由の身になるので、産まれた時間で"あと一品追加"ができたり、家事ができたり読書ができたりと、QOLを上げてくれる。


2.第二位は、うがい薬。


コロナ禍で、手洗いうがいは頻繁にするようになったので生活必需品となった。1年間ほぼ風邪を引かなかったという嬉しい副効果もあったし!
8月に日記を書いたように、わたしにとって一番マシだったうがい薬の成分がアズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)だったので、今後も成分表示をよく見てリピートしたい。


3.第三位は、AirPodsPro(ワイヤレスイヤホン)。


音楽とゲームライフを今年すごく豊かにしてくれたアイテム。
ノイズキャンセリングかつワイヤレスイヤホンが欲しくて、当時二大巨頭だったソニーのWF-1000XM3と試聴比較した記事はこちら。実際に使い始めた記事はこちら


4.第四位は、オシャレウォーカー osharewalkerの『n'OrLABEL ケーブルニットカーディガン』。


初めては3年前に買ったものだけど、とても重宝していて、今年キナリを色ち買いした!
メンズライクにもウィメンズライクにも合わせられるし、大きめの羽織り物としても厚すぎないのが使いやすくて、要はカバーできるコーディネートの範囲が広い(`・ω・´)
病院の待合室で脱いだ時に、ぐるぐるっと雑に畳んでも皺にならないのもケーブルニットの良さ。
冬には、最近のゆったりサイズのコートの下に着込めたので体温調節に良かった。
この年齢になって、服はあれこれ放浪するよりも、気に入ったものを色ち買いなどでリピートし続けていきたくなっているので、来年もう1色増えているかもしれない(・ω・)つまりずっと売っててほしいー。


5.第五位は、ロート製薬 肌研(ハダラボ)濃極潤 3D形状復元ゲル(オールインワンゲル)。


これも初買いは去年だったけど、今年特に大活躍したオールインワン。とにかく楽したい日のスキンケアに良かった。日中メイクをする前には使ってはダメなほどの潤い力と粘度がある。とはいえ夏の夜にも冷房下の家で使って重くはなかったよ。
今年は体調が整わずスキンケアをさぼりたい日が多かったので、重宝しちゃった。オールインワンを重宝しちゃだめだ―という意識もあるけれど、「これがいざという時には控えてるのだから」というアイテムを持っておいたら、通常のスキンケアルートを結局頑張れたよ、というケースもあるので、ピンチヒッターとして持っていて助かったのだ。


6.番外編 マジェステ

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生活様式を変えた物ではないけど、生活の楽しさを加えてくれたのが、ミンネのCOLLIN050715'S GALLERYさん作の、このマジェステ。
マジェステ買ったことなかったけど、ショップで見ててもこれまで欲しいと思ったことがなかった。バレッタやヘアクリップ・バナナクリップの方が装着早いし既製品でデザインの良い物があるしと。
けど、この人の作品一覧を見たら、すっっっっごく好みだった!一目惚れで、けれど数週間熟考して購入。
結果、このマジェステを着けたくて、髪の毛を下ろすよりも束ねる頻度が上がった(´∀`)シンプルな服も彩り豊かになるし、気持ちも上がるし、購入させてくれてありがとうございます、と言いたい!(ここでひそかに


他にも今年初めて買って重宝した物はあると思うけど、特に思い至った物たちを挙げてみました!
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放浪もいいけど辿り着くのもいい。

いろんな商品を比較検討し続けてきた放浪購入生活から、この歳になって、お気に入りのヘビーリピート品が定まりつつある。
例えばインスタントコーヒー、インスタントカフェラテ、例えば醤油、だし醤油、カップラーメン。

放浪してるのも楽しいけど、自分の味覚と価格の間でコスパの良いリピートアイテムを見つけると嬉しいよね(´∀`)

って言って買うアイテムを固定化しようとしたら、そのうちに評判の良い新商品が出たりして。それを試してみるのもまた楽しい。
長生きしたいよねー。


今のところのリピート品はこちら。↓

●インスタントコーヒー「ちょっと贅沢な珈琲店 インスタント」
深みと濃さがある。


●インスタントカフェインレスコーヒー「ネスカフェゴールドブレンド カフェインレス」
以前はマウントハーゲンだったけど、苦味がより少ないのが好みになってきてこれ。



●インスタントカフェラテ「ブレンディ スティックカフェオレ 甘さなし」
甘味なしでかつミルクをしっかり感じられる。


●醤油「キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ」
最後まで新鮮タイプのボトル醤油は確かにずっとおいしい気がする。


●だし醤油「キッコーマン いつでも新鮮 あごだししょうゆ」
だし醤油はこれがすごーくおいしい!夫が「これがないと始まらないよ」って言ってるほど。


●カップラーメン「寿がきや食品 麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」
毎年1月に期間限定で販売されるカップ麺。もうこれないとわたしのカップ麺ライフは充実しない。


●カップラーメン「サンポー 焼豚ラーメン」
チープな豚骨味なんだけど豚骨臭もありおいしい。唯一無二というほどではないけど実家の常備カップ麺といえばこれだったので私的に唯一無二でよく食べる。


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リゼロ読み始めた。

先日までプリンセスコネクト!Re:Dive (プリコネ)でコラボイベントが復刻していた「リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)」、興味があったので読み始めてみた。

序盤からなかなか面白い!キャラの設定や属性が強烈にあるので、この世界全体のあらましが見えてくる前から飽きずに引き付けられている。

現在24巻まで出ているようだし、アニメにもなっているから、この先履修していくのを楽しみに読んでいこうっと(o'ω'o)


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『夜の谷を行く』感想。

桐野夏生さんの『夜の谷を行く』を読了した。以下ネタバレ結構ありの感想。




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連合赤軍の山岳ベース事件を知識として知ってから読んだ方がいいと聞いたのでそうした。でもこの本は、事件の内容を知るための本ではない。事件を知っていることが前提なのに、それよりも深く知ることはできない本っていう立ち位置がよく分からず、読み終えたあとに少し消化できない部分があった。

過去に逮捕歴がある連合赤軍の女性、その服役後の人生をどう描いているのかなーと読み進めていったけど、逮捕当時・直後に親類と断絶していて、妹も離婚したりと苦労している中、主人公は「悪いことをした」意識なく、静かにジムと図書館通いで人生をそれなりに楽しんで過ごしているっていう静かさから話が始まるのが、自分の身近にもこうしてひっそりと人生を送っている人達がいる感覚を覚えた。

そうして、過去を忘れたい・当時の仲間と一切の関わりを持ちたくない主人公の生活の中に、少しずつ抗えない流れで過去の繋がりが訪れることになる。
過去の「夫」久間が、わたしが本作を読む前に主人公がこんな境遇なのかなと想像したみじめな人生そのままで、それは辛いものがあったけど、主人公じゃなくて元彼にその境遇を当てたのは上手いなあと感じる。
主人公が、久間を哀れには思うけど、少し親切にしたら居ついてしまわれるのは絶対嫌だ、と、久間の反応を見ながら態度を軟化させたり硬化させたりするのはリアルだった。女性が女性的っていうか。年を取っても計算した駆け引きを使ってる感じ。

一方、妹の和子も姪の佳絵も主人公も、何かのセリフきっかけで突然激怒したり、泣いたり、なだめたり、縁を切ろうとしたり、仲良くなろうととしたりと、感情が激変すぎて訳が分からない展開が多い。これは何なの?桐野さん的に女性の感情表現はこんなに1分1秒と変わりやすいものなの?女性恐ろしいってなったよ……何が地雷になってるのか分からない。等身大の年配の女性がこうだっていう何か偏った視点があるのだろうか。それとも取材していく中で、連合赤軍事件の当事者や人生が巻き込まれた周辺の人の感情ってこんな乱高下があったの?とにかく、主人公だからといっても読者に共感させないよっていう書き方だとしたら成功している。終始引いて眺めるように読んでいた。でもこれ映像化になったとしたら、登場人物全員ヒステリックで訳が分からないなあ……。


そして、一番理解できなかったのが、ラストシーン。
なぜラストの展開(重大なネタバレなので伏せる)が「希望」の光が差す終わり方ということになるのだろう?
わたしだったら、憎しみを持って迎えそうな展開だと思ったし、こんなぶつ切りな終わり方で、Happy End!って全く思えなかった。でもレビューを見ても、良かったねと受け入れる人も多かったのでびっくり。作中の展開はある程度興味深く読んだけど、このラストだけがわたしは受け入れられなくて、ラスト直前までが星3つだとしたら、全編通して星1.5とかになってしまった。これは評価が分かれる終わり方なんだろうね。


ところで、上の方で、「事件を知っていることが前提なのに、それよりも深く知ることはできない本っていう立ち位置がよく分からず、読み終えたあとに少し消化できない部分があった。」と書いた。
だけど、それはわたしが、連合赤軍が山岳ベースへ拠点を設けようとした理由=次代の兵士を生み育てる、という事実を、すんなり理解できたからだということが後で分かった。オウムなどのカルト宗教でも、女性が子供を生んで教育して世代を続かせようとすることがあり、それがわたしは当たり前の思考だと思っていたけれど、山岳ベース事件当時、妊娠した女性が山に入っていたっていう点に、メディアは焦点を当ててこなかったらしい?そこに桐野さんは着眼して、本作で、妊娠して山に入った女性たちの一人であった架空のキャラを主人公として動かしていた。
それが本作の肝であり展開させたいストーリーだったために、驚き面白く読んで評価した人と、わたしみたいに驚かずラストに呆気に取られた人が分かれた作品だったのかなと、今は思う。


否定的な感想が多かったけど、いろんな経験を経てそこからいろんな人生を歩んで数十年が経った様々な人達の生活や感情を描いているのは興味深かった。
だけど、これはあくまで、連合赤軍「を元にした」エンタメ小説だと事前に知って読みたかったなー。


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今更ながらに知ったけれど。

文芸春秋作品のKindle本がセールになっていたので、気になっていた、桐野夏生さんの『夜の谷を行く』を買ってみた。

あらすじ↓

山岳ベースで行われた連合赤軍の「総括」と称する凄惨なリンチにより、十二人の仲間が次々に死んだ。アジトから逃げ出し、警察に逮捕されたメンバーの西田啓子は五年間の服役を終え、人目を忍んで慎ましく暮らしていた。しかし、ある日突然、元同志の熊谷から連絡が入り、決別したはずの過去に直面させられる。連合赤軍事件をめぐるもう一つの真実に「光」をあてた渾身の長編小説!


山岳ベースリンチ事件については、ふわっとそういう事があったことしか知らなかったので、Wikipediaで軽~くあらましを見よう、なんて思ってページを見たら、ものすごく詳細に書かれている記事で、結構深く出来事を知ることになった。

……なんて恐ろしい殺人事件なんだ……。でも、時系列で読んでいく内に、こんな極限状態で、「最初は自己反省」から始まったとすると、ごく普通の人間同士でもこういう結果に辿り着くのかもしれないと思ってしまった。

『夜の谷を行く』を買ったくせに、読み始めるのがすごく怖くなってしまった(・ω・;)こんな読感の本は初めてだ。でも気になっていた本だから飛び込んでみる!
……読み終わったら感想が書けるだろうか。



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